サンフランシスコ 強まる民泊への規制 背景に家賃高騰=瀧口範子
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全米で一般住宅を宿泊施設として活用する民泊の普及が進むが、カリフォルニア州のサンフランシスコ市では、民泊として住居を貸し出すオーナーへの規制が強化されている。規制では、オーナーは登録制で貸し出せる物件は1軒のみ。対象物件に年間275日以上住んでいなければ、貸し出せる日数は年間90日に限られる。
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規制の背景にあるのは住宅不足だ。自宅以外に戸建てやアパートを所有する人たちは、民泊仲介サイトのエアビーアンドビーが普及して民泊に参入しやすくなると、賃貸住宅の家賃よりも実入りのいい民泊に切り替えるようになった。賃貸住宅は不足し、もともと高かった家賃は高騰した。
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