ミャンマー 一帯一路に危機感 港湾の次は高速鉄道=斉藤真美
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ミャンマー政府と中国企業が11月初旬、中国主導でミャンマー西部のインド洋沿岸に大型深海港を建設する計画の基本合意書に署名した。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に基づく重要拠点だが、対中債務の増加を恐れるミャンマー側の要請で、当初73億ドル(約8300億円)としていた事業費は13億ドルに圧縮された。
ミャンマーの対外債務のうち中国向けは約4割に上り、政府の危機感は強い。署名式典後に会見したミャンマーのセ・アウン副計画・財務相は「さらなる事業費の圧縮も検討」と強調。慎重姿勢に「いつ…
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週刊エコノミスト
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