台湾 独立運動の父100歳 中国の圧力に危機感=田中淳
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台北 台湾独立運動を牽引(けんいん)する史明(しめい)氏が11月に100歳の誕生日を迎えた。蔡英文総統も「精神的支柱」と慕う現役の老革命家だ。日本統治下の台北に生まれ、早稲田大学留学中、社会主義に覚醒(かくせい)した。卒業後は戦時下の中国で共産党のスパイとして暗躍し鄧(とう)小平に重用されるが、腐敗と粛清が進む党の実態に絶望し逃走した。
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