薬価改定巡る綱引き 政財暗躍で厚労省攻勢
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医薬品の公定価格「薬価」の2019年度の改定方法を巡り、厚生労働省と財務省が綱引きを繰り広げている。将来的な薬価の下落幅がより大きくなる方法を推す財務省に対し、政財界の後押しを受けた厚労省が抵抗。押し切らんとする構えだ。
今回は、19年10月の消費増税を見据えた臨時改定。その方法は二つある。4月に市場の実勢価格に応じて薬価を下げる改定をし、10月に消費税分を上乗せする「2段階方式」と、その両方を10月に実施する「同時実施」だ。市場…
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週刊エコノミスト
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