インド 航空大手3社が赤字転落 ルピー安と燃料高騰で=天野友紀子
有料記事
国内線市場の成長率が世界一を誇るインドで、航空大手各社が苦境に立たされている。業界大手のインディゴ、ジェット・エアウェイズ、スパイスジェットは直近の四半期(2018年7~9月)決算でそれぞれ60億円を超える純損失を計上し、前年同期の黒字から赤字に転落した。数年間に及ぶ値下げ合戦が招いた運賃の暴落に、ルピー安と燃料費高騰の逆風が加わった。
ニューデリー―ムンバイ間の航空券は片道約5000円から購入可能で、インドの国内線運賃は世界最低水準。ただ、シェア確保のために各社とも値上げに踏み切れず、一部サービスの有料化や簡素化でコスト削減を模索している。
残り298文字(全文573文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める