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マレーシア 納豆が華人系に人気 日本の輸出量1.6倍に=降旗愛子

 マレーシアで、納豆の消費がじわりと拡大している。日本の財務省の貿易統計によると、日本からマレーシアへの納豆輸出量は2018年上期(1~6月)に前年同期比1.6倍に増加した。

 日系百貨店のデパ地下では常時30種類近くの納豆を取りそろえ、月に300~400個売れるヒット商品もある。人気は小粒納豆。まとめ買いするのは、消費の中心を占める地元の華人系客だ。刻みネギや半熟卵を混ぜて食べる人が多いという。

 ブームの背景にあるのは、訪日旅行経験者の増加と健康志向の高まり。訪日時にホテルの朝食ブッフェなどで提供される納豆を恐る恐る試してみたところ、気に入ってしまった人も多いようだ。

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