新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 世界経済総予測2019

米金利 景気は後退せず2回=剣崎仁

 短中期国債で期間の長い金利が短い金利を逆転する「逆イールド」化が景気後退懸念を高めている。だが銀行が短期で資金調達して長期で貸し出す「預貸利ざや」がマイナスに転じても、非金融企業には投資収益率と資金調達コストの差「投資利ざや」がマイナスに転じない限り銀行貸し出しは伸び続け、景気後退に陥る可能性は低い。

 また食料や原油などを除いた、足元のコアインフレ率は、医療サービス価格の低下といった一時的要因に起因して弱含みだが、これまでのサービス業の賃金上昇により、2%を上回る水準まで上昇するだろう。一方、これまでのドル高により、米製造業は比較的早い段階で減速に転じる可能性がある。

残り313文字(全文601文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事