台湾 新市長が中国接近 政権は融和に警戒=井上雄介
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8月の出馬表明からわずか3カ月の選挙戦で“韓流ブーム”を起こし、11月末の統一地方戦で最大野党・国民党の勝利の風を起こした高雄市の韓国瑜新市長。就任とほぼ同時に、中台(両岸)交流を促進するため「両岸活動チーム」を市政府に発足させた。
韓市長は選挙戦中から、中国人ツアー客の呼び込みなど、高雄経済の立て直しのため中国との関係改善を訴えた。中台が1992年に「一つの中国」原則を確認したとされる「92コンセンサス」を前提に、「中台には障壁はなく、道があるだけ。しかも財を生む道だ」と語って…
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週刊エコノミスト
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