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経済・企業 世界経済総予測2019

米国編 「独り勝ち」に三つの死角 ドル高・インフレ・海外失速=長谷川克之

ドル高は輸出額の大きい航空産業にも打撃(ボーイングの工場) Bloomberg
ドル高は輸出額の大きい航空産業にも打撃(ボーイングの工場) Bloomberg

 2018年の世界経済は減速懸念が強まる中で暮れようとしている。

「独り勝ち」と言われた米国経済は18年第2、第3四半期に4%前後の極めて高い成長を遂げ、通年でも内需の底堅さを背景に3%前後の高い成長となった模様だ。

 成長率としては15年(2.9%)以来の水準。仮に3%台となれば05年以来のことになる。しかし、総額1.5兆ドルものトランプ減税によりカサ上げされており、米国経済の好調を額面通り受け止めることは禁物である。

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