米国編 「独り勝ち」に三つの死角 ドル高・インフレ・海外失速=長谷川克之
有料記事
2018年の世界経済は減速懸念が強まる中で暮れようとしている。
「独り勝ち」と言われた米国経済は18年第2、第3四半期に4%前後の極めて高い成長を遂げ、通年でも内需の底堅さを背景に3%前後の高い成長となった模様だ。
成長率としては15年(2.9%)以来の水準。仮に3%台となれば05年以来のことになる。しかし、総額1.5兆ドルものトランプ減税によりカサ上げされており、米国経済の好調を額面通り受け止めることは禁物である。
残り2251文字(全文2461文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める