エコノミストが選ぶ注目の3テーマ 西岡純子 三井住友銀行チーフ・エコノミスト
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(1)米国での追加経済政策の有無
(2)米中貿易摩擦は収束するか
(3)欧州政治問題
主要国が財政出動で景気底上げに躍起となる中で、金融市場が政治問題に大きく左右される試練の一年となりそうだ。
2018年の経済は米国1強の構図だった。米国が成長率の勢いを取り戻したのは減税効果によるところが大きく、19年も減税効果は続く。ただし、前年と比べた押し上げ効果が弱まることには注意が必要だ。
トランプ大統領が追加減税が必要だと判断したとしても、ねじれ議会の下での立法化は難しい。野党と折り合いが比較的つきやすいとされるインフラ投資についても、米国民の支持を集める力がトランプ大統領にはやや足りていない。
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週刊エコノミスト
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