新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 世界経済総予測2019

エコノミストが選ぶ注目の3テーマ 上野泰也 みずほ証券チーフマーケットエコノミスト

(1)米利上げ休止

(2)英EU離脱撤回の可能性

(3)中国経済の減速度合い

 米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを重ねすぎた結果として景気がポッキリいってしまう(景気後退が到来する)、というのが過去に何度も見られたパターンだ。そうした事態を回避し、景気拡張局面をできるだけ長引かせるのが現在、FRBに課せられている課題である。パウエル議長は2018年8月の講演で、四半期ごとの定期的な利上げをそろそろやめて、景気や物価をじっくり見極めて利上げの可否を決める意向を示した。一種の「安全運転」宣言である。

 3月の連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げは休止されると予想しているが、その後の行方と経済・市場の反応は、米国ひいては世界の経済に大きな影響を及ぼすだろう。

残り323文字(全文654文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事