エコノミストが選ぶ注目の3テーマ 城田修司 HSBC証券マクロ経済戦略部長
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(1)米国の景気後退リスク
(2)欧州中銀の利上げ開始と総裁人事
(3)世界経済のデカップリング
米国では減税効果が徐々に一巡し、自身が仕掛けた貿易戦争のリパーカッション(跳ね返り)が顕在化するだろう。景気が想定以上に減速してFRBが利上げを早めに終了すれば、債券市場では景気後退の予兆とされる「逆イールドカーブ」(長短金利差の逆転)が多くの年限で発生する公算がある。また、過去の経験則では、株価(S&P500指数)は景気サイクルに平均7カ月(最長13カ月)先行してピークアウトしている。株価が2018年9月に付けた最高値を更新…
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週刊エコノミスト
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