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非正規のキャリア阻む「第3号」制度 改正で低賃金と少子化克服を=永瀬伸子/30
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第3回目は、第3号被保険者制度の問題を取り上げる。日本で超少子化が進展している根底には、男性賃金の下落により「専業主婦世帯」が成立しにくくなっている一方で、女性が働きながら子どもを育てる社会的支援や雇用システムへの転換が不十分なことがある。その一つが、被扶養配偶主婦を前提とした働き方と配偶者への社会的保護である同制度である。さらにはこのような社会的保護や雇用システムを前提にパートならば低賃金で当然とする国民意識や法制度だ。
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