ロサンゼルス オンライン不動産売買 即時決済で早くも人気=土方細秩子
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ロサンゼルス周辺では不動産売買にもデジタル化の波が押し寄せている。オンライン不動産仲介会社「レッドフィン」(本社・シアトル)は1月9日、住宅の売却をオンラインにより簡素化し、同社が即座に買い取るサービスをロサンゼルスで実施する、と発表した。
オンラインでの不動産取引は米国で急速に拡大。これまでカリフォルニア州では内陸部などの不動産価格の低い場所で限定的に行われていたが、ロサンゼルスの不動産市況が活発なことから導入を決めた。
システムは、人工知能(AI)によるアルゴリズム(計算方法)で住所や築年数、間取りから自動的に不動産価値を割り出し、内見などの手間なく買い取り価格を決定。合意でき次第、即座に取引が成立する。売り主にとっては、買い手がつくまでの時間の短縮化や、不動産業者との間で複雑な契約書類を交わす手間が省けるなどのメリットがある。一方で手数料は取引価格の7%で、一般的な不動産業者を通した場合の6%を上回る。
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週刊エコノミスト
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