日本株 上昇へ 米景気後退の可能性低く2万4000円まで回復=柏原延行

2018年10月に始まった米株式市場の不安定化は、米10年物国債利回り(長期金利)の上昇が一つの契機となった。一方で同年12月の下落は「米5年物国債利回りと2年物国債利回りの金利差(長短スプレッド)」がマイナスになったことが契機の一つとなった。
それぞれの契機について、市場は景気後退のサインと解釈したが、このことは金利の上昇も下落も悪材料と捉えてしまう市場の「地合いの悪さ(株価の下落基調)」を示していると思われる。米国の景気後退局面入りへの警戒感が強まっていると言っていいだろう。
ただ、世界同時株安とまでは言えない。12月の主要株価指数の下落率をみると、日経平均株価は10%超、…
残り1220文字(全文1513文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める
2019年3月末までのお申し込みで6カ月間は特別価格でご提供
※購読には毎日IDのご登録が必要です
今すぐ登録して続きを読む 海外にお住まいの方はこちらまたは
エコノミストに登録済みの方はこちらからログイン 毎日IDのみお持ちの方はプランのお申し込みが必要です