人生100年時代への備え 「生活のための投資」の始め方=正岡利之
有料記事
人生100年時代と言われている。生命寿命は延びたが、資産寿命がそれに追いつかない、つまり生命寿命の前に資産が尽き果てるという懸念がある。将来の準備として資産形成を行う際に、その一部を株式や投資信託に「置いておくこと」は、資産分散の観点から望ましいと考えられる。
しかし、多くの人は「投資」というと、タイミングや銘柄選択など難しいことを考えがちだ。それが楽しい、または苦にならない人は問題ないが、そうでない人たちは「生活の中で誰でもできる方法」を知らないと、資産形成の機会を一つ失うことになる。当研究所の実施した1万人アンケートの結果や、いろいろな企業の職場で社員向けに行っているセミナー経験から、気づくことを述べてみたい。
残り2218文字(全文2530文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める