ロシア 極東ウラジオストク、空の玄関口にも=浅元薫哉
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極東地域の海の玄関口として位置づけられているウラジオストクが、空の玄関口としても存在感を高めている。ウラジオストク国際空港の発表によると、2018年の旅客数は、前年比21%増の263万人だった。特に国際線旅客数は47%増の115万人となり、初めて100万人を突破している。
この背景として挙げられるのが、観光客の増加だ。ウラジオストクにある沿海地方行政府によると、同地方が18年に受け入れた海外からの観光客数は、前年比2割増の78万人を記録した。
特に大きく増えたのは韓国で、その数は120%増の22万人。沿海地方は昨年、韓国の有名なブロガーやポップアーティストを招く形でPR活動を行っており、これが功を奏したという。また、ロシアと韓国は短期滞在ビザを相互免除する関係でもあり、その手軽さから、団体旅行客や若い女性グループに人気があるようだ。なお、日本からの観光客は、15%増の2万人となっている。
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週刊エコノミスト
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