10連休はGDPを押し下げる=斎藤太郎
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新天皇が即位する2019年5月1日とその前後が祝日となり、今年のゴールデンウイーク(GW)は10連休となることが決定した。10連休によって、病院、銀行、役所などの長期閉鎖による市民生活の機能不全、日給や時間給で働く非正規労働者の収入減などの弊害が指摘される一方、旅行、宿泊、外食産業を中心に景気の押し上げ効果も期待されている。
しかし、休日が増えることは必ずしも景気にプラス効果をもたらすとは限らない。たとえば、製造業では工場の稼働日数が減ることで生産量が抑制される可能性があるだろう。そこで、祝日の増減と経済データの関係を統計的にみることにより、10連休が景気に及ぼす影響を検証した。
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週刊エコノミスト
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