新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online キャッシュレス徹底活用術

“キャッシュレス後進国”日本 普及のカギは「大規模還元」=桐山友一

キャッシュレス決済比率の国際比較(2015年)
キャッシュレス決済比率の国際比較(2015年)

 他国に比べてキャッシュレス決済の比率が低いとされ、“キャッシュレス後進国”とも言われる日本。実は、何をもって「キャッシュレス決済の比率」と定義するのかは難しく、国際比較も簡単ではない。現金を巡る事情も国によって異なる。とはいえ、日本は利用者が店頭での決済で現金を使う比率は他国に比べて高そうだ。キャッシュレス決済サービスが百花繚乱(りょうらん)となる中で、日本でどこまでキャッシュレス決済は普及するのか。

 キャッシュレス決済比率を巡る国際比較は、経済産業省が昨年4月、キャッシュレス社会実現のために打ち出した提言「キャッシュレス・ビジョン」の中で示したデータがある。それによると、国別のキャッシュレス決済比率(2015年)は韓国89・1%、中国60・0%、カナダ55・4%などと高いのに対し、日本は18・4%にとどまり、大きく後れを取っているようにみえる(図)。

残り1164文字(全文1546文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事