ロシア 「君の名は。」ヒットで日本のアニメ作品人気=大北祐
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映画館で日本のアニメを目にする機会が増えてきている。国内では2008年から、宮崎駿監督の作品を中心に、日本のアニメ作品が上映されている。しかし、上映する映画館の数は20~40と、決して多くはなかった。様子が変わったのは14年からで、この年に上映された「風立ちぬ」は、185の映画館で12万人の観客を集めた。また、15年の「THE LAST─NARUTO THE MOVIE─」も、420の映画館で14万5000人の動員数を記録している。
そして、17年に上映されたのが、新海誠監督の「君の名は。」だ。もともと新海氏の作品は、ロシアでも多くのファンがいるが、同作品は上映時点で世界的にも成功していた前評判もあって16万3000人の観客を集めるヒット作品となっている。この成功をきっかけに、いくつかの映画配給会社が日本のアニメ映画の配給をはじめている。ある映画供給会社に聞くと、「日本のアニメ映画はまだ新しい取り組みで、何が受け入れられるの…
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週刊エコノミスト
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