国際・政治

スーダン 反政府デモ拡大で混乱 「第二のアラブの春」?=アンドリュー・ウェザオール

     スーダンのバシル大統領は2月22日、全国に広がる反政府デモを沈静化するため非常事態を宣言し、内閣を解散させた。昨年末、パンの価格が3倍に高騰したことを受けて、北部の農村地アトバラを発端に首都のハルツームに至るまでデモが広がった。参加者は、就任から30年続くバシル政権の退陣と経済的困窮を訴えた。総勢数万人を動員した一連のデモは、警備隊とも衝突し、50人以上の死者を出した。

     デモの背景には、2011年にスーダンの石油生産量の4分の3を抱える南スーダンが独立したことで外貨収入が激減し、国内経済が悪化したことがある。通貨スーダン・ポンドは18年、対米ドルで85%下落し、インフレ率は70%、失業率は18%を記録した。巨額の対外借り入れの返済も滞っており、外国企業による投資も進んでいない。

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