江尻祐樹 ビットキーCEO 扉の数だけビジネスがある
有料記事
民泊やカーシェアリングなどシェアリングエコノミー市場が拡大する中、スマートロックといわれるデジタルキー(電子鍵)を安く安全に普及させるサービスを展開している。
(聞き手=藤枝克治・本紙編集長/構成=春日井章司・ジャーナリスト)
家やオフィスの鍵をスマートフォンなどで開閉できるスマートロックは、数年前から販売されていますが、まだ一般にはなじみがありません。ドアの内側の施錠部分に後付けで取り付けるタイプが主流で、価格は1万5000円から5万円ほどと高額です。そんななかこの4月に初期費用なし、月額300円から利用できる「ビットロック ライト」を発売しました。
ほぼ原価に近い価格ですが、当社のスマートロックが普及することで、その仕組みを利用したサービスが拡大し、その後に利益が期待できると考えています。これはかつてソフトバンクグループが格安のインターネット接続サービスでブロードバンドを普及させたのと同じ戦略です。
残り1230文字(全文1637文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める