源流を探る インデックス投資の歴史と理論=板谷敏彦
有料記事
インデックス(パッシブ)投資とアクティブ投資という二つの投資手法がある。かつては神学論争のようにその是非が議論されたものだが、現在ではその特徴に従ってすみ分けができていると考えてもよいだろう。
今回はインデックス投資への理解を深めるために過去の歴史を振り返ってみたい。
昔から株式運用のプロを自認する者は存在していたが、19世紀の終わりごろから資本市場の発達とともに今日的な投資信託などの諸制度が整ってきた。
投資家がプロに運用を委託するようになると、その運用成績に対して果たして代価に見合うものなのかどうか疑問が出てくることになる。
残り2579文字(全文2847文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める