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週刊エコノミスト Online 深層真相

「忖度」辞任の塚田氏 県連よぎる3年前の悪夢

 下関北九州道路の建設計画を巡って、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と発言して辞任した自民党の塚田一郎・元副国土交通相(参院新潟選挙区)。改選を迎える今夏の参院選では、統一候補擁立を目指す野党が調整に手をこまねく中、3選へ早々に党公認と公明党の推薦を取り付けたが、雲行きが怪しくなっている。

 塚田氏が会長を務める党新潟県連幹部らによると塚田氏は4月8日、幹部らに「おわび行脚したい」と謝罪。7日投開票の新潟県議選では大きな逆風はなかったこともあり、県連会長としての責任を問う声はなかったという。だが幹部らは「自分の力で副国交相になったと思い違いをしている」などと本音を抑え込んでいる。

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