究極の対テロ戦法=古賀茂明
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3月15日にニュージーランドで起きたテロ事件。オーストラリアから移住した白人が二つのモスクを襲撃し、イスラム教徒ら50人を殺害した。
白人キリスト教国家の白人の指導者は、このような事件が起きると、「被害者への哀悼の意」を表明するが、被害者がキリスト教徒である場合に比べて、「被害者に寄り添う姿勢」は形だけのものに見えることが多い。
イスラム教徒に近づき過ぎると、白人社会の反発を呼ぶ可能性があるという悲しい現実があるからであろう。
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