週刊エコノミスト Online デジタル化時代になくなる銀行、残る銀行
スマホの投資アプリ台頭 従来型対面販売を脅かす=高橋克英/7
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スキマ時間で簡単に投資ができるスマートフォンのアプリが、ベンチャー企業が開発したものを中心に続々と登場している。個人向けの金融資産の運用は、銀行では依然として有人店舗による対面販売が主流で、販売手数料が収益源の一つになっている。若年層を中心にスマホアプリでの投資・運用が定着すれば、銀行にとって大きなダメージとなる。
個人向け投資のスマホアプリで先頭にいるのが「ウェルスナビ」だ。同社のサービスは、オンラインで口座を開設後、目標金額やリスク許容度に関する六つの質問に答えると、運用プランと最適なポートフォリオ(資産配分)を提案し、ロボアドバイザーが自動でETF(上場投資信託)を発注する。手数料は預けた資産の1%で、積み立て投資も自動で実施。SBI証券、ソニー銀行などと提携したサービスも展開している。
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