週刊エコノミスト Online2040年の社会保障を考える

深刻化する単身高齢者の住宅問題=稲葉剛

     生活に困窮し、生活保護を申請する高齢者が増え続けている。厚生労働省によると、2017年度に生活保護を利用した人は約212.5万人と前年度より約2万人減少したものの、世帯数では約4000増えて約164.1万世帯となり、過去最多を記録した。実際に生活保護を利用した人は減っているのに世帯数が増えているのは、単身世帯の割合が増えていることを意味している。

     世帯類型別に見ると、生活保護世帯のうち最も多いのは高齢者世帯で約86.5万世帯(53.0%)。そのうち9割以上が単身世帯で、単身高齢者のみで約79.6万世帯(48.2%)に及ぶ。

    残り2619文字(全文2884文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月15日号

    税務調査 コロナでも容赦なし!16 コロナ「中断」から再開 効率化で申告漏れ次々指摘 ■種市 房子19 元国税局芸人に聞く! さんきゅう倉田「手ぶらでは調査から帰らない」23 国税の「最強部隊」 「資料調査課」の実態に迫る ■佐藤 弘幸24 「やりすぎ」注意! 死亡直前の相続税対策に相次ぎ「待った」 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事