週刊エコノミスト Online2040年の社会保障を考える

深刻化する単身高齢者の住宅問題=稲葉剛

     生活に困窮し、生活保護を申請する高齢者が増え続けている。厚生労働省によると、2017年度に生活保護を利用した人は約212.5万人と前年度より約2万人減少したものの、世帯数では約4000増えて約164.1万世帯となり、過去最多を記録した。実際に生活保護を利用した人は減っているのに世帯数が増えているのは、単身世帯の割合が増えていることを意味している。

     世帯類型別に見ると、生活保護世帯のうち最も多いのは高齢者世帯で約86.5万世帯(53.0%)。そのうち9割以上が単身世帯で、単身高齢者のみで約79.6万世帯(48.2%)に及ぶ。

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