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消費転換期で悩むアパレル 勝ち組は日本企業とコラボ=岩下祐一

    高級化で成果を上げるダウンウエア大手、波司登国際の上海旗艦店(筆者撮影)
    高級化で成果を上げるダウンウエア大手、波司登国際の上海旗艦店(筆者撮影)

     ここ数年、中国の消費のキーワードは「昇級(アップグレード)」だった。都市部では経済成長により、これまでのメンツや価格を最優先する消費から、質を重視する消費にシフトしている。一方、昨年からは「降級(ダウングレード)」の指摘も出始めた。経済成長の恩恵を受けるのは一部の富裕層に限られ、庶民の消費は景気減速で廉価品の購入を強いられているという見立てだ。

     その例として挙がるのが、2018年に中国全土で約2000店舗を出店したコーヒーチェーン「luckin coffee(瑞幸珈琲)」。売りは2杯で1杯無料の「お得感」で、都市部で人気のスターバックスを猛追する。これまで負け知らずのスターバックスだが、18年4~6月期の既存店売上高は前年同期から2%減った。

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