週刊エコノミスト Online復活する会社

メガネスーパー 安売りやめ「目の健康」に焦点当てる=大宮知信/5

店舗ではアイケア(目の健康)を前面に出している
店舗ではアイケア(目の健康)を前面に出している

 メガネスーパー(東京都中央区)は、ピーク時の2007年には540店舗を構え、380億円の売上高を誇る巨大チェーンだった。しかし、2000年代に新興勢力が価格破壊を打ち出して急成長。メガネスーパーは高コスト体質のまま低価格競争を続け、08年4月期から8年連続の営業赤字、賞与は8年間凍結というどん底に陥ってしまった。

 12年に創業家から投資ファンドのアドバンテッジパートナーズに経営権が移り、経営改革が進められたが赤字は歯止めがかからなかった。13年4月期には売上高が160億円にまで落ち込んだ。そこへ送り込まれたのが星崎尚彦氏。三井物産を経て、スイスのビジネススクールでMBA(経営学修士)を取得し、スイスの宝飾会社、イタリアのブランド靴メーカー、米国のスノーボードの会社などで、経営再建を手がけてきた。

残り2135文字(全文2488文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事