新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online ワールドウオッチ

インドネシア どうなのよ! 犬肉料理=山城武伸

人気の屋台にも犬肉流通(筆者撮影)
人気の屋台にも犬肉流通(筆者撮影)

 動物愛護団体「ドッグ・ミート・フリー・インドネシア(DMFI)」は2019年4月25日、中部ジャワ州ソロ市で毎月1万3700匹分の犬肉が流通し、犬肉料理の屋台が82軒に上るとの調査結果を発表した。約2億6000万人の人口の9割近くを占めるイスラム教徒の間で犬肉を食するのは禁忌とされているが、同市で犬食が盛んなことが広く報道され、物議を醸している。

 同市はジョコ大統領の出身地だ。報道では同市では1970年代に、地元宗教団体が犬肉を禁忌としないと発表したのを機に、数軒の犬肉の串焼き屋台が営業を始めた。滋養がつくと一部の層で人気が出て、ジョコ氏が市長を務めた10年ごろには100軒近い屋台が軒を連ねる「犬肉料理の天国」となっていたようだ。一方DMFIは、動物愛護の観点から犬食の禁止を訴えてきた。犬の食肉処理シーンを動画投稿サイトにアップしたり、狂…

残り153文字(全文528文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事