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ニューヨーク 演劇界支える大女優に功労賞=伊熊啓輔

功労賞が贈られるローズマリー・ハリスさん (筆者撮影)
功労賞が贈られるローズマリー・ハリスさん (筆者撮影)

 米演劇界で最高の栄誉とされるトニー賞は、日本でも渡辺謙さんが2015年、ミュージカル「王様と私」で主演男優賞にノミネートされたことで知られる。主催するトニー賞運営委員会は今年4月、半世紀以上にわたり活躍する女優ローズマリー・ハリスさんに功労賞を贈ることを発表した。功労賞は演劇やミュージカルに長年にわたって貢献した人物に与えられる名誉ある賞。6月9日に開催されるトニー賞授賞式で授与される。

 ハリスさんは1927年イギリス生まれ。52年にブロードウェー・デビューを果たすと、66年の演劇「冬のライオン」でトニー賞の主演女優賞を獲得した。その後も舞台、映画などで活躍を続け、91歳になる今でもミュージカル「マイ・フェア・レディー」に出演。1年以上のロングランを続ける大人気ミュージカルに、週に8公演というハードなスケジュールをこなす。

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