「エンジニアとしての情熱だけで突き進んだ」 ウィンドウズ95を作った男=中島聡・ソフトウエアエンジニア/749
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米マイクロソフトで、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やブラウザソフト「インターネットエクスプローラー」などの開発を手がけ、「伝説のプログラマー」と称される中島さん。今なお第一線で開発を続けている彼の原動力とは。
(聞き手=加藤純平・ライター)
── 今年5月に自身が米国で創業した「Xevo」(ジーボ)という会社を、米大手自動車部品メーカーのリアに3億2000万ドル(約352億円)で売却しました。
中島 ジーボは、自動車に搭載されるカーナビの中身、つまりユーザーインターフェース(人間が操作する部分)やソフトウエアの開発を行っている会社です。自動車がインターネットにつながるようになって、カーナビにできることは増えています。地図情報だけでなく、インターネットラジオを聴いたり、飲食店やドライブスルーの予約注文をしたりなど。ネットにつながった自動車をいかに便利に利用するかを考えて、サービスを開発していました。
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