教養・歴史アートな時間

舞台 通し狂言 星合世十三團 成田千本桜=小玉祥子

    「義経千本桜」は、「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」と並び、三大名作狂言と呼ばれる人気作品である。延享(えんきょう)4(1747)年に人形浄瑠璃として初演され、翌年には歌舞伎化され、今日まで途切れることなく上演されてきた。

     竹田出雲、三好松洛(しょうらく)、並木千柳(せんりゅう)の合作で、「平家物語」や「義経記」を題材に、滅びゆく平家と周囲の人々に起こる悲劇を、兄の源頼朝に疎まれて落ちていく義経をからめて大胆な脚色のもとに描いている。

     その主要な十三役に七月の東京・歌舞伎座の夜の部で市川海老蔵が挑んでいる。海老蔵が来年、十三代目市川團十郎を襲名することにちなみ、「星合世十三團(ほしあわせじゅうさんだん) 成田千本桜」と題された。

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