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教養・歴史書評

海外出版事情 アメリカ 『炎と怒り』続編発売も反響は限定的=冷泉彰彦

 トランプ政権の内幕を暴露したマイケル・ウォルフ氏の『炎と怒り(“Fire and Fury”)』は、2018年1月に発売されると大いに話題となり、世界的なベストセラーとなった。既にアマゾンのレビュー数は9900を超え、現在も売れている。

 そのウォルフ氏による『炎と怒り』の続編というべき『包囲 砲火を浴びるトランプ(Siege: Trump Under Fire)』が6月4日に発売された。著者のウォルフ氏は1カ月以上も前からTV番組を「はしご」して宣伝に努めてきたが、この続編は思ったほどの反響は得られていない。

 この『包囲』は、前作に引き続いての時期、つまり2018年から19年にかけてのホワイトハウスの内情をエピソードごとに時系列で描いている。大きな柱は、何と言ってもロシア疑惑におけるモラー特別検察官とホワイトハウスの駆け引きであり、多くのスタッフが去っていったことで、ホワイトハウスの組織が混乱する様子も活写されている。

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