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QR決済の不正、運営側に不備 「フェリカ」開発者が指摘/インタビュー 日下部進氏

     昨年末のソフトバンク系の「PayPay」に続き、セブン&アイ・ホールディングス系の「7pay」で不正利用が発覚し、QRコードによるスマホ決済の脆弱(ぜいじゃく)性が露呈した。20年以上不正利用がない非接触ICカード「フェリカ」を開発した元ソニーの日下部進氏にキャッシュレス時代の課題を聞いた。

     2005年まで在籍したソニーで、非接触型ICカード技術の「FeliCa(フェリカ)」の開発を手掛けてきた。フェリカは、JR東日本が発行する「Suica(スイカ)や「楽天Edy(エディー)」、セブン&アイ・ホールディングスの「Nanaco(ナナコ)、イオングループの「WAON(ワオン)」といった各種の電子マネーとして使われている。

     フェリカは1997年に、香港で地下鉄やバスなどの電子乗車券として利用が始まり、国内では2001年にSuicaで商用化されて以来、電子マネー主要6社で3億9000万枚(2019年3月末)が発行されてきた。20年以上にわたりセキュリティーが破られ不正に利用されたことは一度もない。

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