週刊エコノミスト Online不動産コンサル長嶋修の一棟両断

安い修繕積立金が招く悲劇/6

    資産価値維持のために定期的な修繕は必須だ
    資産価値維持のために定期的な修繕は必須だ

     マンションの「修繕積立金」は、所有者全員の積立貯金である。これを原資として将来の大規模修繕に備えるわけだが、修繕が2回目や3回目となると多くのマンションで積立金が足りないといった事態が生じてくる。

     不足している場合、所有者おのおのが数十万~100万円単位の一時金を拠出できればいいのだが、常に全員が足並みをそろえて出せるケースは非常にまれだ。その場合、金融機関から融資を受けて大規模修繕を行い、修繕積立金をアップさせて融資の返済を行う方法もあるが、これもうまくいかないことが多い。当初は毎月5000~1万円程度だった修繕積立金がいきなり3万円にアップするとなると簡単には受け入れられない家庭もあり、管理組合総会で否決されてしまうこともある。

     そうなると、今ある手元資金で修繕できる部分だけをやる、あるいは何もしないといった選択とならざるを得…

    残り926文字(全文1297文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    9月3日号

    絶望の日韓16 「次は自動車」焦る韓国 戦後最悪いつまで ■浜田 健太郎19 インタビュー 申ガク秀 元駐日韓国大使 “法の日本”と“正義の韓国”の妥協点 「韓国政府と日韓企業で徴用工補償を」20 徴用工問題の本質 植民地支配の “清算”に変化 ■浅羽 祐樹22 韓国社会の意識 摩擦招いた道徳的“正 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    最新の注目記事

    ザ・マーケット