新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 闘論席

古賀茂明の闘論席

撮影 森田剛史
撮影 森田剛史

 参院選の公示日、安倍晋三首相が第一声を上げたのは福島県だった。被災地に寄り添う姿勢を示すためだろう。だが、その言葉に誠意はなかった。

 福島第1原発事故の最大の原因は、電力会社や原発メーカーと癒着した自民党政権と経済産業省が、「原発神話」を作り上げ、津波の影響に関する新たな情報を無視したことだ。自民党は、福島原発事故のA級戦犯である。

 それを認めた自民党議員がいる。小泉進次郎氏だ。彼は、自民党の野党時代、私が講師を務めた同党改革派の会合で、自民党の犯した『大罪』の一つとして「福島原発事故」を挙げ、自民党は、それに対する真摯(しんし)な反省に立った新たな政策を作らねばならないと述べた。非常に潔い姿勢だと思った。

残り506文字(全文814文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事