『繁栄のパラドクス』『世界史とつなげて学ぶ中国全史』『本にまつわる世界のことば』『海外で研究者になる』
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『繁栄のパラドクス』 クレイトン・M・クリステンセンほか著 ハーパーコリンズ・ジャパン 2000円
1990年代のアフリカに誕生した携帯電話会社「セルテル」。「アフリカで携帯電話事業なんて狂気の沙汰」と創業者は周囲に止められた。しかし、結果は大成功。それも、電力や通信施設の事業も発展させ雇用を増やしながら。貧しい地域に水をもたらす井戸を作るのも大事だが、持続的な経済成長に必要なのは、セルテルのような「新しい市場を創造するイノベーション」であると著者は説く。貧しかったアメリカを豊かに変えたイノベーション物語も面白い。(T)
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