週刊エコノミスト Online2040年の社会保障を考える

国営医療ポータルに生かす民間の知見=岩崎博之

    (出所)メディカル・データ・ビジョン作成
    (出所)メディカル・データ・ビジョン作成

     当社は2003年8月の創業以来、診療データビジネスに取り組んできた。その一環で16年10月、病院と患者が診療情報を共有するウェブサービス「カルテコ」(カルテの倉庫の造語)の提供を開始。その機能などを付帯した病院向けシステム「CADA─BOX」は現在、全国7病院で稼働中だ。今年4月には千葉大学医学部付属病院で実証・研究開発がスタートした。

    「カルテコ」を開発したのは、自分が病気になって、その情報がカルテに入っているのに、どうして自分で知ることができないのかという素朴な疑問が発端だ。患者がハブ(拠点)となり診療情報を保有することで、人が一生の医療・健康情報を自ら管理できる「PHR(パーソナル・ヘルス・レコード=個人健康記録)」が実現する(図)。既往歴や処方歴が残っていれば、ほかの病院にかかっても、それを見せれば説明しやすくなる。また、…

    残り2230文字(全文2600文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    7月21日号

    もう働かなくても大丈夫? ベーシックインカム入門18 Q1 なぜ今、BIの議論が? コロナ禍で覆った「常識」 誰もが困窮する時代に転換 ■市川 明代21 政党に聞く 定額給付金とBI 斉藤鉄夫 公明党幹事長 「国民の理解が『一変』 BI検討が必要な時代」 玉木雄一郎 国民民主党代表 「所得制限は社会 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット