新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 海外企業を買う

アボット・ラボラトリーズ 米ヘルスケア、心臓血管に強み=小田切尚登/249

 

◆Abbott Laboratories

 ヘルスケア関連商品の開発、製造、販売を多角的に行っている医療機器・医薬品の大手企業である。医療機器部門、診断関連部門、栄養補助食品部門、後発医薬品の四つの部門からなり、心臓血管領域に強みを持っている。

 国別シェアを見ると、米国の売り上げが全体の35%に対し、新興国が4割を超えているのが目を引く。ヘルスケア業界で株式時価総額世界第7位。

 最大の事業部門は医療機器である。売り上げが全体の33%と最大で営業利益の40%を占める。有望な製品が多く成長が期待される分野でもある。心血管関係の分野が中心であり、ペースメーカー、皮下心電図モニター、小型心臓ポンプ、脳・脊髄(せきずい)の電気刺激装置、ステント(網状の金属製筒)、血糖測定機器など心血管治療の大半をカバーしている。

残り2375文字(全文2731文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事