経済・企業商社の稼ぎ方

三菱商事 複合都市開発 数キロ四方の街を開発運営=鴨脚光眞

ベトナムでの不動産完成予想図。今後はさらに大規模な開発を目指す(三菱商事提供)
ベトナムでの不動産完成予想図。今後はさらに大規模な開発を目指す(三菱商事提供)

 三菱商事は従来、国内外で用地を取得し、商業、物流、住宅などの施設を開発した後に外部に一括で売却する不動産開発を中心に手掛けてきた。品川駅東口のオフィス街開発や、北米、アセアン(東南アジア諸国連合)諸国、中国でのマンション開発などの実績がある。用地の情報収集や工事の進捗(しんちょく)管理などの不動産ノウハウと、不動産ファンド運用事業などで培った金融知見を活用し、不動産事業を拡大してきた。

 ただ、こうした「点」での開発だけでなく、面積でも機能でも広がりを持った「面」での開発も目指す。三菱商事は鉄道・道路・空港などの交通インフラや電力・水道などの社会インフラの開発・運用事業の実績もある。

残り969文字(全文1264文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事