週刊エコノミスト Onlineワイドインタビュー問答有用

「犬山城は生涯かけて守ります」“お姫様”から財団設立へ=成瀬淳子・犬山城白帝文庫理事長/755

     昨今の城ブームで高い人気を誇る愛知県の国宝・犬山城。実は2004年に財団法人になるまでは成瀬家の個人所有だった。現代の「女性城主」に城への思いを聞いた。

    (聞き手=春日井章司・ジャーナリスト)

    成瀬 日本人には、昔の戦国武将の精神性や「一国一城の主(あるじ)」という言葉への憧れがあるのではないでしょうか。それと、建築物としての魅力。犬山城には他の大きな城にはない魅力がいっぱいあると思います。

    成瀬 財団になってから増え続けており、2014年に50万人、18年には60万人を突破しました。最近の客層では外国人と若い方が目立って増えています。犬山市は京都のようで、回りやすい。城があって茶室もあって、土産店などが並ぶ「城下町」も整備されており、近くに「明治村」などがあります。安上がりな周遊券などもあるので、京都に行くよりお得感があるのが人気のようです。

    成瀬 外周りは1961~65年の「昭和の修復」できれいに直しましたが、2階部分は築城当時のままです。しかも、あまり飾り立てていないところが戦国時代の古さを感じさせ、それが魅力にもなっています。

    「小牧・長久手の戦い」にも登場するなど、戦国時代を生き抜いた城として歴史的にも注目されています。また、私は以前から犬山城を「イケメン城」だと言ってきましたが、それが女性たちにも浸透してきたようです。

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