週刊エコノミスト Online不動産コンサル長嶋修の一棟両断

まん延する不動産情報隠しの実態/9

     あなたの不動産の売却情報が、宅地建物取引業者によって囲い込まれ、市場に行き渡っていないとしたら、どう思うだろうか。依頼者であるあなたに対する背信行為であり、そもそも契約違反だが、今も多くの物件情報が公開されずに隠されている。

     宅建業者が不動産所有者から売却依頼を受けた場合にはREINS(レインズ)というネットワークに不動産情報が登録される。REINSとは不動産の売買・賃貸物件情報や成約価格情報が登録されている「業者間情報ネットワーク」だ。

     不動産を売却するときに、1社のみに売却を依頼する「専属専任媒介」や「専任媒介」の場合、REINSに不動産情報を登録する義務があり、依頼先は1社であっても、情報は宅建業者とその先にいる購入希望者に広く知れ渡る。宅建業者はこのネットワークから物件検索して購入希望者へ情報提供を行う。契約書には広く不動産情報を行き渡らせる旨の文言が記載されている。

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