国会対応の要職 旧建設頼みの環境省
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今夏の定期異動で、環境省の幹部人事に異変が現れている。官房長に就いた正田寛(ゆたか)氏は、建設省1986年入省。環境省に出向して、官房審議官や自然環境局長を歴任してはいるが、“よそ者”である。
官房長は、法案や政策の討論・審議を巡って、議員との日程調整などを担う国会対応に当たる。官房長と二人三脚で国会対応をするのが官房総務課長だ。その官房総務課長に就任したのは、建設省90年入省の松本啓朗(ひろあき)氏。
松本氏も、環境省で総合政策課長や会計課長など要職を歴任している。国会対応という省庁にとっては扇の要である二つのポストを、建設省出身2人が占める異様な事態になっている。
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