金価格の急騰はまだ序曲 ドル不信認の加速で1600ドルも=市岡繁男
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1980年1月、ソ連のアフガニスタン侵攻という地政学リスクを背景に、金価格は1オンス=800ドルの最高値をつけた。金とドルのリンクが外れる直前の71年7月は40ドルだったので、わずか9年で20倍に上昇したわけだ。ちなみに80年1月ザラ場のNYダウ株価も800ドルだったので、株価と金は一時ほぼ同値で取引されていたことになる(図1)。
ところが20年後に、金は250ドル台まで落ち込み、株価は約1万2000ドルに急騰する。
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週刊エコノミスト
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