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週刊エコノミスト Online 書評

アメリカ 大統領候補の市長が語る都市再生=冷泉彰彦

ブティジェッジ候補(bloomberg)
ブティジェッジ候補(bloomberg)

 2020年の米大統領選へ向けて、統一候補を選ぶ民主党の予備選レースがスタートしている。その中で、全国世論調査で5位につけているインディアナ州サウスベンド市長、ピート・ブティジェッジ候補の著書『Shortest Way Home』が注目を集めている。意訳すれば「ふるさと再生への最短の処方箋」だろうか。初版は今年2月だが、6月に装丁を変更して再発売された。

 サウスベンド市出身のブティジェッジ候補。ハーバード大学を卒業後は、ローズ奨学金を得て英オックスフォード大学に留学。海軍に志願してアフガニスタンでの軍歴も積んでいる。そして12年、29歳の若さで故郷の市長に就任し、街の再生に取り組んだ。現在2期目を迎えている。男性で、同性婚者でもある。

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