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変わる医療・介護の評価方法(下)=山本隆一

 前回(8月27日号)はインプット(費用請求)情報を中心に日本で医療や介護のデータベースの整備が進んでいることを紹介した。

 さて、医療保険の請求書であるレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)や介護保険総合データベースの整備と利用だけで十分であろうか。インプット情報に限っても十分ではない。現状の最大の問題はNDBと介護保険総合データベースが連結できないことにある。

 医療と介護は異なるサービスではあるが、重なる境界領域もある。少なくとも一部は相互補完的であり、一方だけを分析しても正確さを欠く。国民健康保険(国保)の保険者はほとんど自治体であり、介護も医療も担当している。

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