マニラ 新国際空港が年内着工へ=竹内悠
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フィリピンの首都マニラの北西に位置するブラカン州に「新マニラ国際空港(NMIA)」を建設する計画が動き出した。地場大手財閥サンミゲル・コーポレーション(SMC)が事業主体となり、年内の着工を目指す。総事業費は7356億ペソ(約1兆5700億円)と巨額だ。旅客処理能力が限界に達している既存のニノイ・アキノ国際空港(NAIA)から機能を分散し、混雑解消などを図る。
政府はSMCの事業提案に対し、他社からの対案提示を求めたが応募企業がなく、同社の事業を認可した。両者は50年間の建設・運営・譲渡(BOT)契約を結び、資金は政府の補助を受けずSMCだけで賄う。開港には4~6年かかる見通し。
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週刊エコノミスト
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