国際・政治ワールドウオッチ

インド 「社会的責任」怠ったら禁錮刑=成田範道

社会貢献の活動に対して義務と罰則を適用することには批判も多い(Bloomberg)
社会貢献の活動に対して義務と罰則を適用することには批判も多い(Bloomberg)

 インドで会社法が改正され、新たに義務付けられたCSR(企業の社会的責任)の規定に違反した企業の経営陣に対し、禁錮刑を科すことが定められた。企業からは不満の声が上がっている。

 インド政府は2013年制定の会社法に、売上高や純利益額が一定以上の規模を持つ企業に対し、直近3財政年度の純利益の平均の2%以上をCSR活動に支出することを義務付ける規則を設けた。法律での義務付けという点で批判も出たが「CSR普及に役立つ」と…

残り313文字(全文521文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事