網羅的かつ多角的視野でアンチエイジング探る=高部知子
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男性の平均寿命も80歳を超え、2019年は81・25歳(厚生労働省調べ)となると、どうやってその年齢まで「健康を保つか」は切実なことだと思う。ベッドで寝たきりでは、2000万円あってもおすしひとつ食べられないもの。ではどうしたらいつまでも若くいられるのかと、こんな本を読んでみた。『アンチエイジング診療 23のエッセンス』(堀江重郎編、医歯薬出版、4000円)。
この本はアンチエイジング医学について研究・診療などをしているさまざまな分野の専門家集団「日本抗加齢医学会」の理事長先生が編集したもので、アンチエイジング治療を網羅しながら、それぞれのエッセンスを短く紹介するという構成になっている。例えば、脳、血管、骨、口腔(こうくう)といった身体の部位や、睡眠時無呼吸症候群などの症状、そして、美容整形や環境などとアンチエイジングとの関係が、実際に医師が使用してい…
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週刊エコノミスト
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